最強の獣医さん、ドリトル先生。

こんにちは!

動物というのは言葉を発しません。それゆえ、どこが痛いとかどんな気持ちであるか話してくれません。そのため、われわれ獣医は、その時の様子や普段との違いなどから、それらを推し量っていきます。

あー、動物の言葉がわかればなーというのは、獣医さんは一度は思ったことがあるでしょう。

動物との完全な意思疎通をする獣医

私が小学校の頃、岐阜県から大阪に引っ越すことになった時に、近所の人からもらったのが、

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ドリトル先生アフリカゆきです。

これで獣医を目指したというわけではありませんが何度も読みました。

エディーマーフィー主演の映画もありましたが、原作ではイギリスの太めの紳士です。

人間の医者のドリトル先生が、飼ってたオウムのポリネシアに動物の言葉を教えてもらって、獣医に転身して活躍するという話です。

動物の言葉がわかるなんて、これぞ最強の獣医ですね。

他で治療を受けていた馬が実は、「メガネを作って欲しいんです」と言ってメガネを作ってやると元気になるなどしているうちに動物の中で噂になり、患者(動物)がどんどん押し寄せてきます。

動物の気持ちを汲み取るのは観察から

ここで、興味深いのが、作品中でも動物の多くが、ペラペラ話すのではなく、耳の動きや尻尾の動きなどボディランゲージを用いて意思疎通をしている(話している)のです。

結局、よく様子を観察するというのが、動物の意思を汲み取る一歩なんだなということですね。

テレビでたまに出てくる「動物の言葉がわかる」という怪しい外国人がいますが、ドリトル先生の場合は、動物の言ってることもわかるし、自分の言いたいことを動物に理解させることができる、つまり「会話ができる」のです。

うーむ、すごい。

IMG_1204全巻持ってます。一番右は原書です。途中で挫折しました!

大阪府茨木市もみじ動物病院

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